【もう悩まない】皮膚科の出来てしまったシミに効く薬は？飲み薬＆塗り薬7種

「もうシミに悩みたくない…」

「市販薬を試しても効果を感じない」

そんな人には、皮膚科で処方される飲み薬や塗り薬が有効な場合があります。

しかし「皮膚科で処方されるシミの薬にはどんな種類があるの？」「どうやって処方してもらうの？」と疑問に感じる人も多いです。

この記事では、皮膚科で処方される出来てしまったシミに効く飲み薬や塗り薬について、詳しく解説します。

オンライン診療との違いや、市販薬との比較もわかりやすくまとめました。

「もう治らないかも…」と諦める前に、この記事を読んで自分に合う治療法を見つける参考にしてください。

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出来てしまったシミに効く薬の選び方

シミにはいくつかの種類があり、症状に応じた薬の選び方が大切です。

シミの種類	特徴	薬の選択肢
老人性色素斑	頬やこめかみに現れる	ハイチオール・ビタミンC
肝斑	頬骨周辺に左右対称に現れる	トラネキサム酸
そばかす	小さな斑点が顔中に広がっている	ビタミンC・ユベラ
炎症後色素沈着	ニキビや湿疹の跡が残ってシミになる	シナール

自分の肌状態やシミの種類に合った薬を選ぶことで、より効果的な治療が期待できます。

シミの種類を自己判断するのは難しいため、医師と相談しながら、自分に合った治療法を見つけましょう。

皮膚科で処方される飲み薬の種類と効果

皮膚科では、シミに効果的な飲み薬を処方してもらえます。

飲み薬は体の内側からシミにアプローチし、メラニンの生成を抑えたり、排出を促したりします。

トラネキサム酸

トラネキサム酸は、2002年に厚生労働省からシミに効果のある成分として認められました。

期待できる効果は、以下のとおりです。

• メラニンの活性化を促すプラスミンを抑える働き
• 抗炎症作用
• 美白効果
• 炎症後色素沈着の予防や改善
• 肌のトーンが均一化

皮膚科では、肝斑治療の第一選択肢として処方されることが多いです。

肝斑はホルモンバランスの影響を受けやすいため、スキンケアだけでは改善しにくい特徴があります。

シミは肌細胞の中のメラノサイトでメラニンが大量に作られてたまってしまう状態のことをいいますが、トラネキサム酸はメラノサイトの活性化を促すプロスミンの働きをブロックする効果があります。

トラネキサム酸の内服治療では肝斑が有名ですが、これまでビタミンCの内服や従来のレーザー治療では消すことができなかったシミの種類にも効果があるということです。

引用：渋谷駅前おおしま皮膚科

ビタミンC（シナール）

ビタミンCはシミの予防・改善に欠かせない成分です。

抗酸化作用やコラーゲン生成作用、毛穴改善効果などがあります。

シナールはビタミンCとパントテン酸を配合した複合ビタミン剤で、期待できる効果は以下のとおりです。

• メラニンの生成を抑制
• 既存のシミを薄くする働き
• 美白効果

ビタミンCは基本的に体内に蓄積できないため、毎日継続して摂取しましょう。

シナールは、主成分であるアスコルビン酸（ビタミンC）にパントテン酸カルシウムが配合された複合ビタミン剤です。

シミの原因となるメラニン色素の産生を抑えたり、作られてしまったメラニンを還元する効果が期待できます。

また、抗酸化作用もあるため、肌の老化を防止するのにも役立つ薬です。

引用：美容皮膚科ローズマリークリニック

ビタミンE（ユベラ）

ビタミンEには抗酸化作用があり、活性酸素を取り除くことで肌の酸化を防ぎ、シミの予防や改善に役立ちます。

他にも、以下の効果が期待できます。

• 血行促進
• ホルモンバランスの調整
• メラニンの排出促進

ユベラは副作用が比較的少ないのが特徴です。

ビタミンCと一緒に併用すると、相乗効果が期待できます。

ユベラには皮膚の新陳代謝を高め、ターンオーバーを促進する働きがあります。
ターンオーバーが促進されると、古い角質が肌の表面まで押し上げられ、剥がれ落ちます。

このターンオーバーを繰り返すことで、しみやそばかす、肝斑が段々と薄くなり、きれいな肌へと生まれ変わります。
これがしみ・そばかす、肝斑改善のメカニズムです。

ユベラには高い抗酸化作用も含まれており、紫外線や日常的なストレスで起こる酸化ダメージから肌を守り、新たなしみ・そばかす、肝斑生成の予防もできます。

引用：麹町皮ふ科・形成外科クリニック

L-システイン（ハイチオール）

L-システイン（ハイチオール）は、シミやそばかす、肌荒れを改善する効果が期待できるアミノ酸の一種です。

• 肌のターンオーバーを促す
• 抗酸化作用がある
• メラニンの生成を抑える
• コラーゲンの生成を促す

ビタミンCとL-システインを併用すると、相乗効果が期待できます。

ハイチオールの成分であるL-システインはたんぱく質を構成するアミノ酸の一種で、皮膚代謝（ターンオーバー）を正常化する作用や解毒（抗酸化）作用、体のエネルギー産生をサポートする作用があるとされています。
特に皮膚については、色素沈着に関与するメラニン色素の生成をおさえたり、メラニン色素の体外排出を促進したりする作用があるため、L-システインとビタミンC・ビタミンB群を配合した市販薬がしみ・そばかす対策として多数販売されています。

タチオン

タチオンはグルタチオンとも呼ばれ、以下の理由からシミを改善する効果が期待できます。

• メラニンの生成抑制
• 抗酸化作用
• 美白効果
• 肌のターンオーバーを正常化

点滴や注射での治療も可能なので、自分に合った方法を選択可能です。

タチオンの中にはメラニンを抑制する効果が期待できる成分が入っています。グルタチオンの効果により、メラニンを抑制しシミやそばかすを防ぐ効果が期待できます。

引用：銀座美容クリニック

皮膚科で処方される塗り薬の種類と効果

皮膚科では、シミに効果的な塗り薬を処方してもらえます。

塗り薬はシミのある部分に直接作用し、メラニンの生成を抑えたり、肌のターンオーバーを促進したりする効果があります。

ハイドロキノン

ハイドロキノンは「美白の王様」「お肌の漂白剤」とも呼ばれるほど、美白効果の高い成分です。

メラニンの生成を抑える効果があり、以下のシミに効果が期待できます。

• 老人性色素斑
• 肝斑
• 炎症後色素沈着

深い部位にあるシミは、レーザー治療などの他の治療が選択肢になります。

市販品もありますが、皮膚科で処方されるものより濃度が低い傾向です。

ハイドロキノンの主成分であるヒドロキノンは、メラニン合成するのに必要なチロジナーゼという酵素の働きを抑えます。また、メラニン色素を作る「メラノサイト」の数を減らす働きをもあるといわれています。

引用：ひまわり医院

トレチノイン

トレチノインは、ビタミンA誘導体の一種で、肌のターンオーバーを促す効果があります。

古い角質を剥がし、新しい皮膚を再生させることで、シミを薄くする効果が期待できます。

トレチノインは単独で使うよりも、ハイドロキノンと併用して使うほうが効果的です。

使用初期には、赤みや皮むけ、ヒリヒリ感などが生じる場合があります。

つまり、普通の状態で皮膚は生まれ変わるのに２ヶ月かかるところを、トレチノインを使用することで、そのサイクルが短くなります。「しみ」の原因であるメラニンが表皮細胞に存在する場合、トレチノインを使用することで、細胞の分化成長が早くなるため、メラニンがはやく排出されることになります。

引用：ここクリニック皮フ科アレルギー科

出来てしまったシミに効く薬を処方してもらう方法

シミ治療のために薬を処方してもらう主な方法は、以下のとおりです。

• 皮膚科や美容皮膚科
• オンライン診療

皮膚科や美容皮膚科

皮膚科や美容皮膚科では、専門医による診察を受けて自分の肌状態に合った薬を処方してもらえます。

医師が肌を直接確認してくれるため、より効果的な治療が期待できます。

ただし、診察の待ち時間や通院費用がかかるのがデメリットです。

美容皮膚科では、飲み薬や塗り薬だけでなく、レーザー治療やピーリングも受けられます。

オンライン診療

オンライン診療では、スマホやパソコンを使って自宅にいながら診察を受けられます。

忙しくて皮膚科に行く時間がない場合、オンライン診療は選択肢の一つです。

初診からオンライン診療を受け付けているクリニックもあります。

ただし、肌状態を直接確認できないため、軽度のシミ治療に向いている場合が多いです。

症状によってはオンラインで診察ができない場合があります。また、医師の判断により薬を処方できない場合があるため、ご了承ください。

美容内服薬のオンライン診療まとめ表

	料金	特徴
東京ミレニアルクリニック	＜イソトレチノイン20㎎＞ 1ヶ月：13,970円（1ヶ月） 3ヶ月：39,815円（初月11,875円、2ヶ月以降13,970円） 6ヶ月：75,438円（初月5,588円、2ヶ月目以降13,970円） 血液検査の結果がない場合：キット代5,500円	イソトレチノインの処方に対応
DMMオンラインクリニック 12ヶ月ごとの長期処方に対応 詳細はこちら	美肌プランライトセット（シナール配合錠60錠/L-シスチン100・60錠/ビタミンB群60錠） 1ヶ月ごと：4,070円 3ヶ月ごと：12,045円（4,015円/月） 6ヶ月ごと：23,760円（3,960円/月） 12ヶ月ごと：46,200円（3,850円/月） 美肌プランベーシックセット（シナール配合錠60錠/L-シスチン100・60錠/ビタミンB群60錠/ユベラ錠50mg・60錠） 1ヶ月ごと：5,720円 3ヶ月ごと：16,830円（5,610円/月） 6ヶ月ごと：32,340円（5,390円/月） 12ヶ月ごと：62,040円（5,170円/月） 美白・シミ・肝斑プランライトセット（シナール配合錠60錠/トラネキサム酸錠250㎎・60錠） 1ヶ月ごと：4,455円 3ヶ月ごと：13,035円（4,345円/月） 6ヶ月ごと：24,750円（4,125円/月） 12ヶ月ごと：46,860円（3,905円/月） 美白・シミ・肝斑プランベーシックセット（トラネキサム酸錠250㎎・60錠/シナール配合錠60錠/ユベラ錠50mg・60錠/L-シスチン100・60錠） 1ヶ月ごと：7,865円 3ヶ月ごと：22,935円（7,645円/月） 6ヶ月ごと：43,890円（7,315円/月） 12ヶ月ごと：82,500円（6,875円/月） 美白・シミ・肝斑プランプレミアムセット（トラネキサム酸錠500㎎・60錠/シナール配合錠60錠/ユベラ錠50mg・60錠/L-シスチン100・60錠/ビタミンB群60錠） 1ヶ月ごと：10,835円 3ヶ月ごと：32,340円（10,780円/月） 6ヶ月ごと：64,350円（10,725円/月） 12ヶ月ごと：126,060円（10,505円/月）	初診料：0円 送料：550円 12ヶ月の長期処方で飲み忘れを防げる
med. 初回限定クーポン：3,000円OFF （四合剤3ヶ月以上を処方してもらった場合） 詳細はこちら	SBCオリジナル四合剤：5,940円～ （トラネキサム酸、ハイチオール、シナール、タチオン配合） トラネキサム酸カプセル250㎎：2,980円 ハイチオール：1,980円 ユベラ錠50㎎：1,980円 グルタチオン100㎎：2,980円 ビタノイリンカプセル25：1,980円 シナール配合錠：2,980円 ミノマイシン：1,540円/2週間 ビブラマイシン：700円/2週間 アダパレンゲル1本：980円 ゼビアックスローション1本：1,680円 ナジフロキサシンクリーム1本：3,140円 ベピオゲル1本：1,980円 トレチノインクリーム0.025％1本：2,600円 トレチノインクリーム0.05％1本：3,000円 トレチノインクリーム0.1％1本：3,400円	初診料：0円 送料：550円（1万円以上で無料） クーポン対応 単剤の処方に対応している 送料が1万円以上で無料
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皮膚科で処方可能な飲み薬・塗り薬と市販薬の違いは？

シミ治療には、皮膚科で処方される薬と市販薬があります。

効果の高さや成分の濃度に大きな違いがあるため、目的に合わせて選ぶことが重要です。

項目	皮膚科処方薬	市販薬
効果	高い	比較的低い
成分濃度	医師の判断により調整可能	濃度が低め
副作用	市販薬に比べてリスクが高い	ほとんどない
入手方法	診察と処方箋が必要	ドラッグストアや通販で購入可能

即効性や確実な効果を求めるなら、皮膚科での処方薬が効果的です。

市販薬は手軽に購入できますが、効果が穏やかなため、軽度のシミに適しています。

シミ治療を効果的にするためのポイント

シミ治療は薬を使うだけでなく、日常ケアの見直しが大切です。

• 紫外線対策を徹底する
• スキンケアを見直す

紫外線対策を徹底する

治療効果を高めるために、シミの原因となる紫外線を防ぐことが重要です。

薬でメラニンの生成を抑えても、紫外線を浴びてしまうとシミが再発する可能性があります。

ハイドロキノンやトレチノインを使用している場合、紫外線による影響を受けやすい状態になっているため、注意が必要です。

スキンケアを見直す

シミ治療の効果を最大限に引き出すためには、スキンケアの見直しも重要です。

過剰な摩擦や刺激は、メラニンの生成を促してしまいます。

特に、ハイドロキノンやトレチノインを使用している場合は、肌が乾燥しやすいため注意しましょう。

出来てしまったシミに効く薬についてよくある質問

皮膚科でシミ治療の薬は保険適用されますか？

一般的に、皮膚科でのシミ治療に使われる薬は保険適用外です。シミは美容目的の治療とみなされるため、ハイドロキノンやトレチノインなどの外用薬、飲み薬は自費診療になります。具体的な適用条件はクリニックによって異なるため、診察時に確認しましょう。

薬を飲むのをやめたら、シミは再発しますか？

薬の服用をやめると、新たなシミができたり、元のシミが再び目立ったりする場合があります。再発を防ぐには、紫外線対策やスキンケアの継続が重要です。

まとめ

当記事では、皮膚科で処方可能なシミの飲み薬5種類と塗り薬2種類について紹介しました。

それぞれ効果のあるシミの種類が異なるため、医師と相談しながら自分に合う治療法を選ぶことが大切です。

忙しくて皮膚科に行けない場合は、オンライン診療を活用するのも一つの方法です。

＼ 初診料が発生しない処方先あり ／

効果・効能・副作用の現れ方は個人差があります。医師の診察を受け診断された適切な治療方法をお守りください。